午後の昼下がりに入店。
赤が基調の広めの店内に、マスターのおばさまが一人きり。
クラシックが心地よいボリュームで流れている。
「あ〜、ここがワシの居場所やな。」と直感的に感じた。
窓際の席には観葉植物が飾られ、うまい具合に目隠しされていて落ち着きそう(実際には座ったことはないので)。
奥にはカウンターと薄暗いテーブル席が並ぶ。
ほんとに薄暗い。
独特の静けさがあってタイムスリップしたようである。
壁を背にしたソファーを陣取り、店内を見渡す。
本棚にはいつのか分からない少年ジャンプ、公衆電話、テーブルの天板の中のメニュー。
一昔前には忙しく、同志社大学の下宿生も通ったのであろう。
その証拠に、「ここで働かせて下さい。」とお願いしたところ「昔なら是非働いてもらうんやけどねぇ、今は一人でも十分やからねぇ。」とおっしゃっていました。
いや、その時代に来たかったです。
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ルポゼ
上京区智恵光院通一条上る智恵光院前之町230(地図)
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