2008年11月20日木曜日

喫茶のん [一乗寺]



恵文社。
京都を代表する本屋さん。

そして、恵文社に行ったことがある人は恐らく必ず目にしているであろう「喫茶のん」。

ログハウス調、というにはあまりに雑多で、ほんやら洞(カレーを煮ている鍋がすべてを物語っています。)に通じる匂いというか味がお店から溢れ出し、恵文社帰りのオサレ女子たちに強烈にアピールしまくっている、怪しくもい麗しい「喫茶のん」。

つくりも中身もなんだか8合目。

しかし、8合目のログハウスはとても陽気で楽しいところでした。

ちなみに、表通りに面してテイクアウト用の窓が付いていているけれど、何を注文すればいいか分かりません。謎。

まず、驚きのメニューが「じゃぽにっしゅコーヒー」。
コーヒーと日本茶をブレンドしたコーヒー(?)。

飲んでみますと、コーヒーというより日本茶。
さらに、ミルクを入れると「なめらかな番茶」という未知なる味わいが口いっぱいに広がります。
ぼくにとっては、あまり積極的に飲みたいタイプの液体ではありませんでした。
が、一緒に行った女の子は神妙な顔をして啜っていました。

しかし、のんさんの魅力はここではありません。

では何かと言いますと、つまり文化交流のサロンです。

壁に貼られた幾つものライブ告知ポスターが物語っています。
無造作に並べられたフォークのレコードやCDが物語っています。
客席に座ってギターの手入れをする親父さんの背中が物語っています。
店の片隅に使われっ放されたアンプやスピーカーが物語っています。

色んな面白い人たちがここに集い、アツイ夜を繰り広げている光景が目に浮かびます。

事実、2月末からは精華大の学生が写真展を開催するそうです。

1970年に開店したという「喫茶のん」は、たくさんの人たちの熱気が渦巻く空間でした。

というより、ぼくもその渦に巻き込まれるべく喫茶のんに通い妻する心持ちです。
パッチギ的です。

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喫茶のん(HP
9:00〜23:00(不定休)
075-721-3260
左京区一乗寺宮の東町51−11(地図

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