2008年11月20日木曜日

喫茶 田 [大徳寺]

北大路通りを少し南に入った、人通りの少ない場所に位置するcoffee DEN(喫茶・田)。

前に通りかかった時に気になっていました。
なんともこじんまりした佇まいに妙にうっとりしたのです。

さて、今日ついに扉を開けたのですが、
中に入ると、クラっときました。

思わずニヤつく僕。

暗すぎず、明るすぎない白熱灯の照明、テーブルの上の砂糖や塩や、粉チーズ(←これ重要。笑)、はげかかった橙色の椅子、そして何気なく付いている『ザ・ワイド』。

なんとも言えません。

あ、あと変なカレンダー。これ必須アイテム。

この、作られていない、質素で、最小限に甘美で、地に足のついた雰囲気。
すごく好きです。

ブレンドコーヒーとケーキのセット(¥580)を頼みました。
久しぶりにたっぷりミルクと砂糖を入れて楽しみました。

しかし、もう店主のおばちゃんが「体が動かないからもう・・・(あかんわぁ)。」と言っていたのが残念でなりません。
おばちゃんがカウンターの向こうに立っている間に少しでも多く通いたいです。

帰りに葛茶の素(?)みたいなものをくれました。
まだポケットの中に入っているのですが、一体なぜ僕にくれたのかは未だ謎です。笑
とりあえず帰宅して、ありがたく頂こうかと思います。

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北区紫野雲林院町(地図

と、いつもはここまでなんですが、今日は大徳寺に行ってきました・・・(つづきへ)

田を出てから、木枯らしが吹くなかなんとなく大徳寺に足をのばしました。
そのレポートもちょっとしようかと思います。

さて、なにはともあれ今日は寒かった。雨が降っては止んで、晴れてきたかと思ったら、雨は降っていて、おまけに風は強い。
という変な天気でした。

そんな天気であることもあるのかないのか、見物客は僕の他には年配の夫婦しか見ませんでした。あとは、犬の散歩をしている人、これまた散歩中のおじさん、携帯をいじりながら歩くサラリーマン以外誰も見ませんでした。

僕もかなり大徳寺近くの住民なのですが、灯台下暗しということで今日はふらりと石庭・枯山水のある龍源院へ。

最古の方丈建造物ということです。

誰もいない院と雨が舞う石の庭は実に幻想的で魅惑的でした。
写真がないのが残念、カメラの方では撮ったのですが。(というか写真撮って良かったのかな・・・?)

あと、最古の火縄銃がありました。
これにはちょっとビックリしました。こんなものが、近所にあったとは。

さて、大徳寺は言うまでもなく素晴らしかったのですが、寺院について明るくない僕にとっての主たる主題は、入り口のおばあさんでした。

僕の姿を確認するとにっこり微笑み、拝観券を差し出してくれました。
そして、ふと後ろを覗くとおもむろに柴犬が。

なぜこんな狭い部屋に柴犬とおばあさんが2人きりなのか、そして柴犬は一体なにを見つめて直立不動しているのか(死角で思うように奥が見えない)、おばあちゃんはなぜ横を向いているのか。

その、なんとなく不思議な光景が頭をぐるぐる回って、拝観中あまり集中できなかったことは告白しなければならないでしょう。

*写真は、隣にある黄梅院で、龍源院ではないので悪しからず。しかし、こちらも、苔からにょきっと生えた梅の枝の間を、狐の嫁入りの雨粒がキラキラ光って落ちていく様は見応えがありました。

3 件のコメント:

  1. 紫野に住んで犬の散歩でよく紫明通から鴨川に行くのですが、「麒麟」や「RINGO HOUSE」は気になってたんですけどナカナカ。

    他にも「ココ知ってる!」「でも入ったことマダ無い。」って喫茶店がいっぱいあって楽しませてもらいました。
    08年の11月の記事の「田」ですが、しばらく空きテナントでしたが「カノン」という喫茶店になりました。
    多分店の内部は(っていうか外観も)そのままです。

    よかったら写メール送りましょうか?

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  2. 写真送りました。

    今日の14時過ぎに「やません」さんの前を通りました。
    店の前に看板は出ていたし、「準備中」札も掛かってて
    それほど痛んでない(つまり出しっぱなしではないという事)
    だから営業はされてると思います。

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  3. お写真、本当にありがとうございました。

    そうですか、やはり「やません」さんやっておられるんですね!
    喫茶店心がついてからいつ入ろうかと二の足を踏んでいたら
    いつの間にか休止されていて後悔していました。
    しかしチャンス再来、これは逃さず行ってみたいと思います◎

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