最近、なぜだか、やたらと天気がいい。
梅雨がもうすぐ来るよという前触れか、それとも夏が前ブレ?
いずれにせよ、朝目覚めて青空が広がっていてしまったら、ぼくの自転車は鞍馬口から一気に五条までまっさかさまです。
そういえばもう「
床」が出ているんですね。
「納涼床」の日陰では鴨も納涼しつつ昼寝していました。
そんなのんびりした日だったので、何かいい予感を感じながら、ぶらぶらと
宮川町を上がっていました。
「お茶屋さん」や「置屋さん」が小さな小さな札を戸につけて、黙って並んでいます。
ぼくもいつか「粋な」大人になってから、遊びにきたいものです。
そんな静かな宮川町を上がり、四条通りの喧騒が聞こえてくるころ、突如ぼくの目の前に現れたのが「
琥珀」。
黄色の屋根にノックアウト。
「琥珀」のレタリングも絶妙。
ぼくの喉の渇き具合も絶妙。
通りで、いい予感がしたわけだ。
ぼくと同時に入った、老婦人は「先生」と呼ばれていました。
花街で「先生」と呼ばれるご婦人。
花街の「粋」を支えるお一人なのでしょう。
「琥珀」なるお茶屋さん街の”お茶屋さん”は、一見の身にも花街の「粋」を垣間見せてくれる貴重な空間でした。
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琥珀
京都市東山区大和大路通四条下る3丁目博多町62(
地図)
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