2008年11月20日木曜日

純喫茶 音 [JR二条]



今日は、喫茶店散歩。
北区在住のぼくは、一路南へ。
目指すは「壬生」。

と、その道中に現れた純喫茶「音」

1階には自家焙煎の珈琲豆販売所もあり、間違いなく美味しいコーヒーが待っている気配。

しかも、現代風な珈琲豆販売所とは一線を画し、2階の喫茶室はただならぬレトロな存在感を御前通りに滲み出しています。
渋いレタリングに、カラフルなかき氷が並んだショーケース、「囲碁 1席500円」なる立て札、うーん、地元の喫茶人たちの匂いがしてきます。



同じレタリングで「音」と書かれたこげ茶の扉を開けると、マスターが席に腰かけ、常連さんと話しています。

「コーヒー一杯もらえますか?」
「ええ、ええ。」

琥珀色の店内。照明は暗め。
落ち着いてコーヒーを味わうための暗さ。

コーヒーを注文してから到着するまでの時間。
この時間、何をしたらいいんでしょうか。

さっとスポーツ新聞に手を伸ばしてみようか、とか、手帳を出して日記でもつけようか、とか色々考えてみるけれど、日記をつけるには朝の10時半は早すぎます。
やっぱり何をやってもぎこちない気がして、結局、ただただ座っているのです。
そんなわけで、ぼくは店内を見渡したり、弱いため息をついてみたりしながら、ぎこちないぼくと新しい喫茶店とがゆっくり調和していくのを楽しむのです。

とか、そんなことを考えていると、ほどよい時間にてコーヒーが運ばれてきます。

予想通りに美味しいコーヒー

今日の始まりがこの一杯ということは、今日は何かいいことがありそうです。

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純喫茶 音
京都市中京区御前御池上る船塚町(地図

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